トゥヘル監督は前日会見の言葉どおり、代表戦から帰ってきたばかりの香川を先発で起用した。そのほかではロイスが復帰するなど、普段と変わらないメンバーを送り出す。

立ち上がりからボールを支配するのはドルトムントだった。香川が左サイドで仕掛けて酒井高徳をかわしてクロスを入れる好機もあり、まずまずのスタートを切ったかと思われた。

しかし１９分、HSVはイリチェビッチが抜け出してGKと１対１になると、ペナルティーエリア内でファウルがあったとしてPKを獲得。これをラソッガが決めて、HSVが先制した。

すると、HSVの守備がより一層ソリッドになり、ドルトムントに持たせてカウンター勝負という形を徹底。ドルトムントは打開するポイントを見つけ出せない。

そして４１分、痛恨の２失点目。ギンターのパスミスで相手にボールを献上してしまうと、守備の対応もうまくいかず、ホルトビーにゴールを許す。

内容もスコアも散々なドルトムント。トゥヘル監督はハーフタイムで香川とギンターを下げて後半に臨む。すると、後半の立ち上がりはドルトムントのアグレッシブな姿勢にHSVが面を食らい、流れが傾きかけた。

だが、強い流れは変わらない。５５分、HSVがCKのチャンスを得ると、戻りながらの守備となったフンメルスがニアでヘディングを叩きつけて“トドメ”。ドルトムント陣営の落胆は明らかで、HSVは息を吹き返した。

トゥヘル監督は６９分にロイスを下げてジャヌザイを投入するも、劇的な改善は見られず。８６分にはジャヌザイのパスからオーバメヤンが決めて、エースの連続ゴールは継続する。終盤はドルトムントがたたみ掛けたが、反撃の開始が遅すぎた。ドルトムントの公式戦連勝が、７でストップしている。・・・続きはこちら⇒香川先発も前半のみ…苦手HSVに屈して連勝は７でストップ